犬と猫の来院時に気をつけること
私たちが病院に行くのと同じように、ご家庭の犬や猫の具合が悪くなったときには、飼い主さんが動物病院に連れていってあげる必要があります。
動物病院には様々な理由でいろんな種類の動物が集まるため、来院時には注意するべきポイントがいくつかあります。
今回は犬や猫の来院時に気をつけるポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
〇犬を動物病院に連れていく際の注意点
動物病院に行くのが好きな犬はあまり多くありません。
普段はおとなしくても、不安を感じて逃げ出そうとする場合もあるので、毛布を被せたキャリー(クレート)の中に入れる、リードをつけて手放さないなどの対策を講じましょう。
キャリーの中にご自宅のにおいがついたものを入れておくと、より安心してくれます。
院内が混雑している、混み合っているところが苦手、院内ではどうしても興奮してしまう犬の場合、ダイゴペットクリニックではすべての病院で、車中や病院の外でお待ちいただくことも可能です。
その際に呼び出しベルをお渡ししております。
ご希望の際はお気軽にご相談ください。
また、豊田中央医療センターでは、犬・猫専用のそれぞれの待合室とドッグランを用意しています。
犬・猫それぞれ別の空間で過ごせるため安心してお待ちいただけます。
元気な子であればドッグランを利用しながらお待ちいただくことも可能です。
お洋服(術後服を除く)を着せている場合は診察前に脱がせてあげると、よりスムーズに検査を進められますのでご協力いただけますと幸いです。
〇猫を動物病院に連れていく際の注意点
猫は犬以上に神経質な動物です。
特にお部屋の中で飼っている猫は、外に行くことに慣れていないため、いつもより攻撃的になったり不安を感じたりします。
毛布を被せたキャリーの中に入れ、外が見えないようにしましょう。
また、身体がすっぽりと収まるサイズの洗濯ネットに入れると落ち着いてくれるので、ぜひお試しください。
〇病気やトラブルの際の注意点
犬や猫の病気やトラブルには、それぞれ来院前や来院時に行っていただくと、より詳しく診察を行える場合があります。代表的な症状やトラブルがあった場合の注意点をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
下痢や軟便、血便などがみられた場合
下痢や軟便、血便などがみられた場合は、普段の食事内容をお伝えいただくとともに、来院直前の糞便をご持参いただけますと診断に役立ちます。
その際はラップなどで包み、ビニール袋に入れてお持ちください。
ご自宅での採便が難しい、あるいは遠方から来院される場合は、院内で行うこともできます。
血尿や頻尿などがみられた場合
血尿や頻尿などがみられた場合は、お水を飲む回数などをお伝えいただくとともに、来院直前の尿をご持参いただけますと診断に役立ちます。
ペットシーツ(または猫用のトイレ)にビニールやラップを敷くと、汚れやゴミが混ざらずに採取できます。ご自宅での採尿が難しい、あるいは遠方から来院される場合は、院内で行うこともできます。
異物の誤食誤飲が起こった場合
現場を目撃して誤飲誤食が明らかな場合は、「いつ、何を、どのくらい口にしたのか」をお伝えください。
また、異物が胃や腸で詰まっていると緊急性が高く、手術で取り出さなければならないことも頭に入れておきましょう。
・誤飲誤食の記事はこちらからご覧ください。
豊田市で動物病院をお探しの方はダイゴペットクリニックへお越しください。(岡崎市、日進市、名古屋市名東区にも分院があります。)
今年度の狂犬病ワクチンが始まりました!ご予約なしでも接種可能ですが、予防期間中は込み合うことが多くなりますので、お時間には余裕を持ってご来院ください。また、フィラリア予防の血液検査も一緒に行うことをおすすめしております。
※記事作成当時のエビデンスに基づくもので最新のものと異なる可能性があります。