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DAIGO PET CLINIC

犬のトイレトレーニングの方法や注意点について|犬のしつけのお悩みを解決!

子犬を飼い始めたとき、飼い主さんが苦労されるしつけの1つがトイレトレーニングではないでしょうか。
ペットシーツを敷いても絨毯で排泄してしまったり、お散歩以外で排泄してくれなかったりとお困りの飼い主さんも多いかと思います。

そこで今回は犬のトイレトレーニングについて、その重要性や実際のしつけの方法を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレトレーニングの重要性

トイレを覚えないと、絨毯やフローリングなどあらゆるところで排泄してしまうため、家の中を自由に歩かせてあげられなくなってしまいます。また、トイレトレーニングは災害時にも重要です。ご自宅とは違った環境の避難所でも、他の動物や人に配慮して生活するには、普段からペットシーツで排泄できるようにしておく必要があります

犬と猫の災害時の備えについては下記の記事でも詳しく解説しています。
犬と猫の災害時の備えについて|ペットを安全に守るためには

 

トイレを失敗する原因と対処法

トイレを失敗する原因としては、以下のことが考えられます。

トイレ以外の場所をトイレだと勘違いしている
寝床とトイレが近い
トイレが周囲から見られるところにある
イレに失敗したときに叱られる

トイレに失敗してしまったときは叱ることなく、お掃除をしましょう叱る=遊びと思ってしまうことが多く、そうすると犬がトイレ以外の場所で排泄した方がいいと認識してしまうことがあります。また、人によって対応が異ならないように家族で対応を統一しておくと愛犬が混乱することなく学習できます。

 

しつけの方法

トイレトレーニングは子犬のうちから始めることが理想的です。しかし、ご自宅にお迎えしてからしばらくは犬も警戒しているため、行動範囲を狭めた落ち着いた環境(サークルやケージの中など)で様子を見ましょう。

子犬の行動範囲内には、休めるスペース(クレートなど)とトイレスペースを用意してあげます
その際、きれい好きな犬は特に、休めるスペースとトイレスペースの距離が近いと排泄をためらってしまうことがあるため、2つのスペースの距離を取ってあげましょう。

また、周囲から見られていると緊張してしまったり、排泄中は無防備な姿になったりするため、排泄を我慢してしまう犬もいます。可能な限り人目につきにくく、落ち着いてトイレができる場所を用意してあげましょう。しかし、人目につきにくい場所は飼い主さんの目も届きにくい場所になり、愛犬がトイレをしたかどうか気づきづらかったり、トイレの掃除を忘れてしまったりなどデメリットもあります。もし人目につきにくい場所に置くことが難しい場合は、トイレの周囲に目隠しとなるものを付けたり、机の下などの空きスペースに設置したりすることがお勧めです

犬がそわそわと歩き回ったり、くんくんとにおいを嗅いだりしたらトイレの合図です。最初はそっと犬をトイレの場所に移動させ、成功体験をつくってあげます。ペットシーツの上で排泄できたらたくさん褒めてあげましょう。排泄と褒められる体験を結び付けることで、自分からトイレに行って排泄する行動を促すことができます。

トイレトレーニングはすぐにうまくいくものではないので、根気強いしつけが必要です。

 

まとめ

トイレトレーニングは、子犬のしつけの中でも特に重要です。普段の生活だけでなく災害時にも影響するため、なるべく早めに開始することをお勧めします。生活状況や犬の性格などの影響でうまくいかないときには、当院のしつけ教室やパピーパーティーのご利用もご検討ください。

もし犬のしつけに関してお困りのことがあれば当院までご相談ください。

 

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ノミやマダニについてはこちらでも詳しく解説しています

※記事作成当時のエビデンスに基づくもので最新のものと異なる可能性があります。