ペットとして長く親しまれている|鳥の品種について
鳥はとても賢くて愛らしい動物で、ペットとして長く親しまれてきました。
文鳥などをイメージされるかと思いますが、最近ではそれ以外にも様々な種類が飼育されています。
今回は一般的に飼育されている種類の鳥について、基本的な情報をお伝えします。
これから飼い始めたい方も、現在飼育している方も、ご参考になってください。
目次
<オウム目>
セキセイインコ
セキセイインコのオスとメスは外見で区別することができます。
一般的に、オスは鼻孔の上部が青紫色、下部が青白く、頬にはメスにはない濃い青色がはっきりと出ている場合があります。
メスでは鼻孔の両側が茶色く均一な色をしているのが特徴です。
また、オスはセア(くちばしの上の部分)が明るく大胆な色をしているのに対し、メスは落ち着いた色をしている傾向があります。
体重は一般的に約25~40gで、朝や夕方に活動することが多く、主に植物の種を食べます。
寿命は8~10年程度といわれていますが、ペットでは10年以上長生きするものもいます。
性格は人懐っこく好奇心旺盛で、人馴れもするため飼いやすいことが特徴的です。
また、幼いころから言葉を教えると覚えてしゃべり、歌うこともできます。
オカメインコ
オスとメスの最も顕著な違いは、頭の羽の模様です。
オカメインコのオスは明るい黄や白の顔にオレンジ色の頬斑があり、メスは落ち着いたグレーや茶の顔に淡い黄色や薄いオレンジ色の頬斑があります。
オスの尾羽はメスより細長く、長めです。また、尾羽の裏側に明るい黄色やオレンジ色の斑点があるオスもいます。
全体的に、オスの方がカラフルで目を引く羽を持ち、メスの方が落ち着いた色や模様をしている傾向があります。
体重は一般的に約75~130gで、朝や夕方に活動することが多く、主に植物の種を食べます。
また、寿命は10~15年程度といわれています。
性格はおとなしく神経質で、人馴れをします。
セキセイインコのようにおしゃべりはできませんが、大きな鳴き声で意思表示します。
<スズメ目>
文鳥
頭は黒く、頬は白、くちばしはピンク、目の周りは赤で、背中は灰色、お腹は薄いピンクと、特徴的な外見をしています。
体重は一般的に10g~30gで、主に植物の種を食べて育ちますが、ときには虫なども口にします。
また、寿命は8~12年程度といわれています。
性格はとても活発で、人馴れをします。
セキセイインコのようにおしゃべりはできませんが、小さな鳴き声で意思表示します。
カナリア
品種改良によって様々な色の種類がつくられています。
オスのカナリアはメスよりも色が鮮やかで、鮮やかな黄色の羽を持ち、美しい鳴き声(さえずり)が特徴的で、繁殖期にはより大きな声で歌います。
一方、メスはあまりカラフルではなく、くすんだ黄色や茶色がかった羽を持ち、あまり精巧に歌わないか、全く歌わないことが多いです。また、オスのカナリアはメスに比べて体格がやや大きいです。
一般的な体重は約11〜20gで、主に植物の種を食べ、寿命は7~10年程度といわれています。
性格は警戒心が強く、基本的に人馴れをしません。
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