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犬や猫の嘔吐について|愛犬愛猫が吐いていたらすぐに病院に連れていく必要がある?

嘔吐とは、消化管(胃や腸)の中にあるものを口から吐き出してしまうことです
犬や猫では様々な病気によって引き起こされますが、生理的なものも存在します
また、その重症度も健康上問題のないものから早急な対応が必要なものまで、多岐にわたります
もし、ご家庭の犬や猫が吐いていた時、なぜ吐いているのかわからず、すぐに動物病院へ連れて行った方がいいのか判断に悩む飼い主さんも多いかと思います。
今回は嘔吐の原因について触れたうえで、対処法やご家庭での注意点を解説していきます。

原因

嘔吐の原因は多岐にわたります。
必ずしも消化管の病気が原因とは限らず、原因が様々なため注意が必要です。
下記に嘔吐の原因をまとめました。

食事性

└無分別な食事、過食、不耐性によるもの、食物アレルギーなど

食事内容に原因がある場合は、まずはフードが使用期限内かどうかの確認をしましょう
食物アレルギーの場合は、嘔吐の他にも下痢や皮膚のかゆみといった症状が現れることもあります
動物の場合は、食べてから数時間以上経過しないと食物アレルギーの症状がみられないことがある点にも注意が必要です。
食物アレルギーの検査をして、それぞれにあったフードを選びましょう。

フードについての記事はこちらから

消化管の病気

・胃疾患
└(急性及び慢性)胃炎、胃潰瘍、腫瘍、異物、胃拡張捻転症候群、異排泄遅延(運動低下)、幽門教唆、胃酸過多(犬)など

・小腸性疾患
└(急性及び慢性)腸炎、腫瘍、異物、重積、寄生虫、感染症(パルボウイルスなど)、麻痺性イレウスなど

・大腸性疾患
└大腸炎、重度便秘、寄生虫など

腫瘍や感染症であれば、全身の状態が悪くなっているため、嘔吐以外の症状が現れている可能性があります早期発見が重要なので、定期的に健康診断を受診することがおすすめです

異物を飲み込んでしまった場合は命に関わる危険な状態の場合もあるため、緊急の対応が必要です。
できるだけ早く動物病院を受診するようにしましょう。

過去の記事では腫瘍や誤飲誤食について解説しています。
犬と猫の固形物の誤飲について
腫瘍の記事はこちらから探すことができます

消化管以外の腹腔内異常

└(急性及び慢性)膵炎、腹膜炎、腹腔内腫瘍、肝・胆道系疾患、子宮蓄膿症、横隔膜ヘルニア、腎盂腎炎など

薬剤や毒物

└NSAIDs、エリスロマイシン、ジギタリス、鉛、エチレングリコールなど

代謝性、内分泌疾患

└尿毒症、副腎皮質機能低下症、甲状腺機能亢進症(猫)、糖尿病性ケトアシドーシス、高カルシウム血症、肝性脳症、電解質異常など

中枢神経疾患

└脳内腫瘍、髄膜炎、前庭疾患など

中毒

中毒を引き起こす食べ物(チョコレートやレーズンなど)は、動物の手が届かないところに保管しましょう。少量でも危険な状態に陥ってしまう可能性があるため、もし誤食してしまった場合は、早急に動物病院を受診するようにしましょう。

中毒を引き起こす食べ物についてはこちらの記事でも解説しています。
犬や猫の注意すべき誤飲誤食について

などが考えられます。

ご家庭での注意点と来院の目安

嘔吐は原因によって、緊急性のないものから、すぐに治療しなければならないものまで、多岐にわたります
救急の対応が必要な場合を下記にまとめています。また、救急でない場合でも病院を受診しましょう。
もし、判断に迷う場合はお電話にてご相談ください。

救急の場合

・大量の血液が混じった嘔吐物がみられる。
・継続的な嘔吐が続き、水分の摂取ができない。
・嘔吐が激しく、動物が明らかに苦痛を感じている。
・呼吸困難や意識の喪失など、他の異常な症状が同時に現れる。
・空嘔吐がみられる

以上の症状が現れた場合、できるだけ早く獣医師の診察を受けることが重要です。
特に救急の場合は、動物の生命を脅かす可能性があるため、迅速な対応が必要です。
犬・猫の様子をよく把握していただき、不安に感じることがあれば当院の獣医師までご相談ください。

 

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また、フィラリア予防の血液検査も一緒に行うことをおすすめしております。
狂犬病の記事はこちらから

※記事作成当時のエビデンスに基づくもので最新のものと異なる可能性があります。