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散歩中に他の犬に吠えてしまう|原因と改善方法は?

散歩中に愛犬が他の犬や通りかかった人に吠えてしまうことは、飼い主さんにとっても愛犬にとっても大きなストレスになります。毎日の散歩を楽しく過ごすためにも、愛犬が吠える理由を知り、対策をとることが重要です。
この記事では、犬が散歩中に吠える原因と、その改善方法について紹介します。

散歩中に吠えてしまう原因

犬が散歩中に吠えてしまう原因として、以下のようなものが挙げられます。

不安・警戒

一部の犬は、過去の経験から他の犬を警戒することがあります。このような犬は、他の犬を見るだけで緊張や恐怖を感じて吠えてしまうことがあります
特に幼少期に他の犬と交流する機会が少なかったり、他の犬に攻撃されるなどの経験をした場合、警戒心が高まります。

縄張り意識

犬は本能的に、自分のテリトリーを守ろうとする動物です。他の犬との出会いを「自分の縄張りへ侵入された」と感じる場合、吠えることがあります。

興奮

他の犬を見て、嬉しさで気持ちが高ぶると、興奮するあまり吠えてしまうことがあります。これは、遊びたい、挨拶したいという気持ちからくるもので、敵意があるわけではありません。

 

原因に対する対処法や改善方法

ここからは、犬が吠えてしまったときの対処法と、改善方法をご紹介します。

社会化

幼少期から他の犬や人々との接触を増やすことで、犬は社会的なスキルを磨けます。安全な環境で接触の機会を増やすことで、他の犬への不安を減少させることができるでしょう。

距離をとる

遠くに他の犬を見つけたときは、できれば愛犬に気づかれる前に距離をとりましょう吠え行動は、吠える経験を重ねるほど悪化していきます。吠えないようにトレーニングなどを始める前に、まずは吠えない距離を保つことが大切です。

おやつなどで気をそらす

愛犬が他の犬に気づいて吠え始める前に、おやつやおもちゃを与えて愛犬の気をそらしましょう。おやつに夢中にさせることで、愛犬が吠えることを防げます。

トレーニング

吠えることを控えるような訓練を取り入れてみるのもいいでしょう。まずは他の犬や見知らぬ人のいない落ち着いた環境で、アイコンタクトを取る練習から始めてみましょう。

散歩で他の犬とすれ違うときも、飼い主さんとアイコンタクトを取ることで、落ち着いて過ごせるようになるでしょう。アイコンタクトの練習には、おやつを用いるのが効果的です。

このような対策をとっても改善が見られない場合や、恐怖感や興奮が強い場合、専門家による行動療法が必要になることもあります。

まとめ

この記事では、犬が散歩中に吠えてしまう原因と改善方法についてご紹介しました。愛犬がストレスを感じることなく、楽しく散歩ができるように、小さな対策から少しずつ始めていきましょう。

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犬の散歩をするときの注意点について

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※記事作成当時のエビデンスに基づくもので最新のものと異なる可能性があります。