犬の散歩をするときの注意点について|安全に散歩をするために
犬と一緒に生活する上で、散歩は毎日欠かすことのできない重要なものです。
ただ、犬は暑さに弱い生き物なので、これからの時期には注意すべきことがいくつかあります。
また、お外に出す際にはワクチン接種や寄生虫の予防薬の投与もしっかりと済ませておく必要があります。
今回は散歩する上での注意点を解説するので、参考にしてください。
目次
散歩時の注意点
・普段の散歩
まずは、犬が走り出してしまわないように首輪とリードをつけ、しっかりと握りましょう。
リードが長すぎると、うまくコントロールできない可能性があり、人にぶつかったり事故にあったりしてしまう場合があります
また、便を入れるゴミ袋と尿の後処理をする水を持ち歩き、散歩中の排泄物は飼い主さん自身で処理できるようにしましょう。
固形物の誤飲についてはこちらから
誤飲誤食についてはこちらから
散歩時間は犬種や体格、健康状態によっても異なりますが、おおむね10~30分で1日2回が目安です。
さらに、外にはゴミや有毒な植物などがあるため、誤って食べてしまわないように注意が必要です。
・暑い季節の散歩
昼間の暑い時間帯は外に出さず、早朝や夕暮れ時などの気温が下がった時間帯を見計らって外に連れ出しましょう。
犬は人間のように皮膚から汗を出すことができず、熱されたアスファルトから体までの距離も近いため、熱中症になりやすい動物です。
その対策として、保冷剤を首に巻く、あるいはこまめに水を飲ませるとよいでしょう。
また、アスファルトで足(肉球)を火傷してしまう可能性もあるため注意が必要です。昼間の暑い時間だけでなく気温が下がった夕方にもアスファルトの温度には気をつけましょう。
激しく呼吸をしてふらついている場合は熱中症になっているので、応急処置としてまずは涼しい日陰に移動させ、体に水をかけることで体温を下げます。
その後は、自宅で様子をみようとはせず、すぐに動物病院を受診してください。
ワクチン接種と予防薬の投与
外に出ると、他の犬と交流する機会が多くなります。
ご自身の犬だけでなく周りの動物や人を守るためにも、定期的なワクチン接種や寄生虫の予防薬の投与を行うようにしましょう。
ワクチンについては狂犬病ワクチンと混合ワクチン、予防薬についてはフィラリアやノミ・マダニの駆除薬を計画的に投与しましょう。
過去の記事では狂犬病ワクチンと混合ワクチン、予防薬について解説しています。
・犬と猫の混合ワクチンについて
・狂犬病のワクチン接種について
・犬のフィラリア症について
・犬や猫に寄生するノミ・ダニについて
しつけ
外には犬の好奇心を刺激するものがたくさんあるため、ご家庭でのしつけも重要です。
特に子犬の時期(社会化期)にしつけが十分でないと、恐怖や緊張から吠えたり噛みついたりしてしまう危険性もあります。
また、豊田中央医療センターでは ドッグトレーナー兼動物看護師による犬のしつけ教室を実施しております!
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まとめ
犬との散歩のときには、今回お伝えした気をつけるべきことを意識してみましょう。
特にこれからの季節は熱中症の危険があるため、しっかりと対策をして楽しく安全な散歩ができるようにしましょう。
何かお困りの際は当院にお気軽にご相談ください。
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また、フィラリア予防の血液検査も一緒に行うことをおすすめしております。
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※記事作成当時のエビデンスに基づくもので最新のものと異なる可能性があります。