どんな変化があるの?|犬と猫の老化のサインとは
時間が経つにつれて、私たちの愛犬や愛猫も年を取ります。老化は自然な過程ですが、愛犬や愛猫のシニア期をできるだけ快適に過ごせるようにサポートしてあげたいですよね。
今回は犬と猫の老化のサインや、シニア期のペットにみられる症状、そしてその対処方法について解説します。
目次
犬と猫の寿命やシニア年齢の目安
とあるペット保険会社の調査によると、犬・猫の平均寿命は、どちらもおよそ14歳程度と報告されています。一般的に猫の方が長生きするイメージがあるため、少し意外に感じた方もいるのではないでしょうか。
ただし、犬ではサイズによって寿命が異なることも知られています。一般的に小型犬よりも大型犬の方が短命であり、小型犬はおよそ10歳からシニア期と呼ばれるのに対し、中・大型犬ではおよそ7歳からがシニア期と考えられます。一方猫では、およそ10歳からがシニアの年齢とされています。
シニア犬、猫にみられるサイン
人間と同じように、シニア期の犬や猫は、以下のようなさまざまなサインを示します。
・活動量の減少
運動や遊びへの興味が減少することで、寝ている時間が多くなります。
・行動の変化
ルーティーンだった行動がなくなったり、今までやらなかったことをやるようになったりすることがあるでしょう。
性格が変わることもあり、以前より神経質や攻撃的になるかもしれません。
・食欲の変化
食欲が減少する、逆に増加することもあります。
他にも、白い毛が増える、皮膚の乾燥や弾力がなくなる、目が見えにくくなる、耳が聞こえにくくなる、排泄の失敗が増えるなど目に見える変化と、行動の変化がみられます。
シニア犬、猫にみられる症状や病気
・関節炎
足や腰に痛みが出て、症状のある足をかばって歩く、活動量が減るなどがみられます。
猫の場合、高いところに登らなくなったり、爪研ぎをしなくなったりします。
・視力や聴力の低下
視力や聴力が衰えることで、呼びかけに対する反応が鈍くなります。周囲の様子を把握しにくくなるため、不安を感じやすくなるでしょう。
・慢性疾患
腎臓病、心臓病、糖尿病などの慢性疾患を発症しやすくなります。
・認知症
脳の機能が低下し、人間と同じように認知症の症状を呈することがあります。性格や行動の変化や夜鳴きの増加、無目的の徘徊などは、認知症の症状の一部です。
飼い主様にできることや気を付けるべき点
老化により視力や聴力が低下すると、環境の変化に適応しにくくなります。部屋の模様替えなど、愛犬・愛猫の生活環境が変化するようなイベントは、なるべく避けるようにしましょう。
シニア期の動物は寝ている時間が増えるため、柔らかく清潔なベットを用意することも重要です。室温にも気を配り、快適な休息スペースを整えましょう。
人間と同じように高齢の動物はさまざまな病気のリスクが高まりますので、定期的に健康チェックを行い、体調に変化があった場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
進行した関節炎や認知症には、残念ながら根本的な治療法はありませんが、薬やサプリメントなどを利用したり、飼育環境を整備したりすることで、日々の生活の質を少しでも良くすることはできます。
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まとめ
ペットの老化は、避けられない自然なプロセスです。しかし、適切なケアを行うことで、愛犬・愛猫のシニア期を、より快適なものにできます。
定期的な健康チェックと適切なケアを心がけることで、愛するペットが長く健やかな生活を送る手助けをしましょう。
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